「Financial engineering」
変な言葉ですよね、形の無いマーケットを機械のように手で弄って修理とか改造、イノベーションを手掛けるということですか。
金融工学について19日の午後9時からと20日の午後7時半よりNHKで特集が組まれていましたが、とても興味深かったです。
というのも、私は現在大学で経済学を学んでいますが2年前(大学1年生の時)にマクロ経済学の授業を必修で受けていたのですが疑問を持ったんです。「購買欲とか心理って、数字で計算出来るの?」と。世界同時不況前ですね。
経済大学なので専門の教授がたくさんいるので色々質問したのですが、イギリス経済の教授も同じような意見だという事もあってか私の持論を聞いて下さいました。
昨年11月頃(世界同時不況後)に国際経済学の授業中に(上に書いた教授とは別の)教授が「今はこんな数式役に立ちませんけどね 笑”」という始末。
まぁ、そうなりますよね…
今回、「NHKスペシャル」ではサブプライムと金融工学の学者・企業職員の「クオンツ」について関連付けて話が展開されました。
関連して当然なんですが 笑”
面白かったのは「一滴のインクを水に落とした時に拡散する、その際に動くインクの分子の動きと証券市場の動きが法則的に似ている」ということでした。
これを数式(ブラックショールズ式)にして発表したらノーベル賞を獲得。
「水中のインクの動きは条件によって変わるが、法則性がある」と番組内で紹介されていました。
んー、でも証券市場とは関係無いじゃん。→これが私の感想。
全く人間性のない理論ですね。この式を応用して数字を入力すると将来のリスクを計算してくれる計算機も生み出されました。・・・世界大恐慌時のチッカー(?)を彷彿とさせますが。
これは証券マンが使っていました。
そして、そのリスクを一部に集約させてリスクの少ない商品を売る「サブプライムローン」が誕生した訳です。
番組内では分かり易い説明で、水を“ろ過”するようにリスクを沈殿させてその部分以外を売るという説明がありました。
理屈では可能なように見えますが、その理屈を信用する「人間の心」を用いてない式・システムですから通用しなかったんでしょうね。
20日の番組で東京大学名誉教授の宇沢弘文さんが“心の無い数式で計算するのはおかしい”とおっしゃっていましたが、私も全く同じ意見です。
番組の途中でハーバード大学の教授が「これまでは市場の奴隷にされてきた」と言っていましたが、訳が足りなかったのか彼の言っていることが歪んでいるのか“最先端ってこの程度なのか?”と考えさせられました。
必要なのは哲学なのではないでしょうか。
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